あるおっさんがVAPEにハマった話をまとめてみた(Hatena版)

40歳代後半になってからVAPE(電子タバコ)にハマりかけたおっさんが書くブログ

インプレッションレビュー:Smoant Pasito Pod①

2020年7月くらいから再開したVAPE。近所のVAPEショップに行ってみて、「今」のトレンドを探っていると、煙量はそこそこでお手軽な感じが流行っているっぽい。

箱型のポッド、ライターみたい。

そのショップにはもう在庫限りとは言っていたけれど、出た当時(2019年初頭)にYouTubeで紹介されているのを見て、「かっこええなぁ」と思っていたLost VapeのOrion Qが置いてあって、まだまだポッド系は流行っているらしいという話を聞いたんですわ。そのタイミングで財布に金が入っていなかったことと、帰らなければいけない時間になってしまったこともあって*1、結局買わなかったんだけど、あの手のポッドシステム(スティックタイプではなく、名刺サイズとでも言うのかな?)は見た目のインパクトもそこそこ、利用イメージもちょっと「VAPEってまだまだイケてるぜ」的なちょい悪イメージがあって、欲しいなぁ、と思っていたのですよ。

家に帰ってネットで検索していたら、Orion Qもまだ絶賛発売中だったのだけれど、もう一つ似たようなサイズ感で俺好みのヤツを見つけちゃったんですよ。それが今回ご紹介するSmoant Pasito Pod。

買う前の「惚れた」点

ポッドシステムって、手軽さが第一なんですよね。でもその代わりと言っちゃなんだけど、細かいカスタマイズ性はトレードオフでなくなっていくわけですよ。それは理解をしているのだけれど*2*3、ポッドシステムのこのトレードオフは、「ポッド」部分のリプレースという形で発生する、つまりポッドを取り換える必要があるということになるんです。そして、当たり前なんだけどこの取り換える部分の値段が高い。

Orion Qのポッドも、頑張ればコイルやウィックの入れ替えはできるらしいのだけれど*4、ショップの店員さんたちがやっては見たけれど、思ったほど味が出なかったとかで、手間の割にあわないよね、という話をしていて、買うにしても結局ポッドを買い足すことになるんだよなぁ...、とは思っていたところに、「自分でビルドできる!」というポッドがあるという情報を得たわけです。

www.youtube.com ちなみに全編英語です。

確かにリビルダブルのデッキはアホか、ってくらい小さいし*5、大変そうではあるけれど、それでも楽しいだろうなぁ、とか考えていたら、Amazonで売ってたので思わずポチっとしてしまいました。

開封→使用直前までのインプレッション

カラバリは4色展開(ガンメタ、黒、ブロンズブルー、赤)でしたが、好きな色を選んでみました。箱のサイズも小さい。

*6 箱に書いてある同梱物は、本体、充電用USB-Cケーブル、コイル(1.4Ωニッケルコイルと0.6Ωメッシュコイル各1)、ドキュメントはマニュアル、保証書、証明書、コイル説明書が各1部。Amazonで買ったとこでは「リビルダブルコイル」と書いてあったんでリビルダブルコイルも同梱されているのかと思ったけど違うのかな*7

本体も小さいです。ストラップ欲しいかも。もっともこういうのってパンツのポッケ*8からひょいっと出して吸うのがカッコいい気はしますけどね。同梱品は書いてある通り。コイルは袋入りが1.4Ωでしたのでポッドにプリセットされているのが0.6Ωのメッシュコイルなんでしょう。

充電しようとケーブルを探し出してきて*9充電しようとしたらほぼフル状態。へぇ。昔は充電なんてされてなかったのに、今は買ってすぐにリキッド入れて吸うことができるんですね。ユーザーフレンドリーというか。

ポッドはこんな感じで封印がされていました。ゴールドのパーツがコイルと端子になっていて、外すとコイルが顔を出します。

リキッドチャージはドリップチップ部を外して行います。ねじ式になってます。コイル/端子を外して入れるとドリップチップ部からダダ洩れしますので要注意。

さて。リキッドはどれを入れて吸ってみましょうかね。暑いですし、定番のメンソールでいいでしょうか。先日紹介したBI-SOのEXTRA HARD Mentholオンリーで行ってみましょう。リキッド入れて、最初ですので少し間をおいてから吸ってみましょう。

使用直前→使用中インプレッション

吸う前にリキッドを入れていて気が付いたのですが、ポッドの仕組みがちょっと変わっていて、「上げ底」というか、ポッドの全体にリキッドが充填されるのではなく、上2/3くらいがリキッド充填場所、下1/3は空気の通り道になっているんですね。

出力調整もできるのですが、初期段階では5段階中「1」になっているのでそのまま吸ってみます。強いメンソール感のあるリキッドの味や香りがそのまま感じられます。美味しいです。出力「3」にしてみると、コイルがコポコポと音を立て、煙量も増えます。ちょっとメンソールオンリーだとむせちゃいそうですね。ギリギリな感じ。これ以上強くするとメンソールでむせそうですので「2~3」くらいがメンソールだと美味しいかな。

エアフローの調整はポッドの上部にあるスライドスイッチ(的なもの)でするんですが、全開にしていてもドローは重め。DTLって感じじゃないんだな。かろうじてDTLできるけど、もしMTLで吸うなら少し出力を上げても大丈夫かな。ちょっとコイルのコポコポが気になるのでやっぱり2~3くらいで押さえておく方がよろしいかと。

余談。ポッドとは関係ないですが、やっぱり夏はメンソールリキッドに限るなぁ。身体全体とまではいかないですが、のど周辺から涼しい感覚を感じます。

総評

「ポッド」と聞くとスティックタイプをまずは想像しちゃうので、出力調整もできないしリキッドも好みのテイストがないし、という_ワガママな人にとっては敬遠したくなるモノだと思うんですが、BOX型ポッドシステムはスティック型ポッドの手軽さと本格派VAPEのカスタマイズ性の『いいとこどり』をしたモノだということが良く分かりました。ただ、あくまでも『いいとこどり』であって、両方の良さを兼ね備えているわけではないです。それぞれの良さを犠牲にしている部分ももちろんあります。

エアフローはまぁこんなもん、と言えばこんなもんでしょうが、好みとしてはもう少しDTL*10寄りのスカスカした感じに調整できていたらうれしいんですが。たぶん昔俺が吸っていたタバコの吸い方に近い吸い方をするからでしょうかね。若干MTL寄りのDTLというか*11、DTL系の吸い方をする人にはちょっと不満があるかもしれませんね。

煙量は少なめと感じはするものの、満足はできる量だと思います。スティック型ポッドや、プルームテックあたりと比べれば全然煙量はありますし、むしろ紙巻きたばこくらいの煙量ではないかな。味や香りも落ちることなく、特に今回はメンソールで試していますが、清涼感は強いですし、スティック型でたまにある、ガムみたいな甘ったるさはそれほど強く感じません*12

まだコイルを1種類しか試していませんが、もう一つの同梱コイル(1.4Ω)や自分でビルドできるコイル*13を使って、リキッドも今回とは異なるものを使ってあらためてレビューをしてみたいな、と思っています。

*1:電話で呼び出しを食らったんですよね、ヨメに。

*2:仕事の話をして恐縮ですが、ITシステムなんかもそうで、手軽に導入できるシステムってカスタマイズができないことが多いんですよ。そういうもんだ、と理解できている人はいいんだけど、わかってない人たちは安く導入できてカスタマイズも自由度高いものはないものか、とシステム屋を困らせるんですよね。そういう日本人のお偉いさん、多いですよね...。

*3:え?こんなこと書いていいのかって?大丈夫。仕事ブログでもこういうこと平気で書いてますから(笑)。

*4:後継機のQ+のポッドはプリメイドコイルの入れ替えができるので、そいつをバラすことができるならより簡単にできるのかもしれないとは一瞬思ったけれど

*5:動画で見るとわかるのですが指先に乗るサイズ。

*6:いわゆる「開封の儀」っていうのが好きじゃないのであっさりと書きますね。

*7:YouTubeで見た「開封の儀」では別売りとなっていたのでたぶんそういうことなんだろう、とは思っていましたが。

*8:ポケット、ではなく、あえて「ポッケ」と書いてみました。そんなイメージです。

*9:最近スマホを変えたばかりなのでUSB-Cケーブルはその辺に転がってはいます。

*10:Direct to LungでDTLなんですが、日本ではDL(Direct Lung)の表記が多いですよね。昔のアトマイザーコイルはDLって書いてあるものが多かった気もします。

*11:最近のタバコの吸い方は知らないですが、昔は直接肺に煙を入れて吸ってましたよ。そりゃ身体に悪いわけだ。

*12:多少甘さが全面に出てきてはいますが。

*13:購入の手続きをとらないといけませんね...。