あるおっさんがVAPEにハマった話をまとめてみた(Hatena版)

40歳代後半になってからVAPE(電子タバコ)にハマりかけたおっさんが書くブログ

VAPEの情報源について

自分の仕事の経験から言えることではあるのですが、情報源が多ければ多いほどいい、という考え方についてはあまり賛同をしません。VAPEという趣味の世界では、確かにたくさんの比較情報があって、それを検討することでより良い「何か」に出会える可能性は高くなるのでしょうが、趣味ですから、もっと『セレンディピティ(偶然の出会い)』を大切にしてもいいんじゃないのかな、とは思っています。

情報の海にダイブすることの良し悪し

一般的には、何かを検討する場合、例えば商品AとBの検討をするときに、AとBについてそれぞれ情報を集めて比較検討をするわけです。最近で言えば、Orion Qを欲しいと思ったけれど、それよりいいものがあるかどうかを調べてみて、Smoant Pasitoが見つかり、情報を集めて結局Pasitoを買うに至った、という例があるわけですが、では他の類似商品の検討をしたのか、と言えば、実はやってないんです。他にもポッドシステムでよさそうなモノはたくさんあったのでしょう。今この記事を書くためだけにググってみますが、 * TARLESS Plus * VEEAPE VIMINI(PloomTECH互換機というくくりで売られてるっぽいけれど)

といったあたりでしょうか。たぶんレビューを見ればそれはそれで欲しいと思うかもしれないし、もっと本気で探せば他のいいものは見つかるのかもしれない。でも、そこに時間をかける意味はいったいどこにあるんだろう、とも思うわけです。

先ほど、2種類のモノだけしか検討していない、と書きましたが、一瞬だけですが選択肢の中にTARLESS Plusが含まれていたことがあります。ですが、(ネットで)見た感じ、自分の好みではないかな、と判断しています。『買いではない』と。VEEAPEについては今知ったくらいですから当然選択肢には入っていない。もう早い段階から2択です。

あまり深く調べていいモノを見つけよう、と思うのは自由ですが、それはそれでただ「情報の海で溺れる」ことにもなりかねないわけで、だったら直感を信じて決断することもあっていいと思います。

そんな情報をあまり持たない俺の情報源

ネットで調べる場合、とにかくいろんな情報を得るためにGoogleの検索からスタートする、ということはほとんどないです。Google検索をする場合は必ず目的を持って(キーワードは具体的な状態で)検索をします。一番ダメなパターンは、「VAPE 2020年 おすすめ」での検索。おススメするサイトは複数あって、それぞれがそれぞれの思惑でおススメのVAPEの何かを表示しているわけです。比較するにはいいかもしれませんが、比較対象の数が大きすぎて比べることができなくなります。

YouTubeでVAPE関連は数名しかチャンネル登録していませんが、チャンネルを見に行くことはめったにありません。そもそもYouTubeを見るときはトップのおススメ動画のところから見ることになるので、アップされている回数が多ければ多いほどおススメに上がってくる確率が高いというYouTubeのロジックを考えれば、最新情報であればおススメに上がっているユーザ、テーマに沿った動画であまり情報が頻繁に更新されていないユーザは必要な時にリファレンスとしてページを見る、といった具合です。

また、チャンネル登録をする基準もあって(VAPEに限った話ではないですが)、おふざけが過ぎる動画が多い人は基本的にチャンネル登録しないようにしています。こちらが必要としているのは的確な情報であり、客観的な比較を行うための、その人物が主観的に考えている事が必要なわけです。それと、商品紹介であれば、とにかく淡々と紹介してくれる人がいいです。最近の「YouTuberさん」*1に多いのですが、画面のトランジションに凝ってみたり効果音を多用してみたり、いわゆる「売れる要素」を突っ込んで、『いかに見てもらうか(≒動画の途中離脱を防ぐか)』ということに注意を置きすぎていて、本来行わなければいけない事である『商品紹介』をないがしろにしているケースが多いです。見やすくしていると思いたいのですがそれほど見やすくもなく、そして肝心な商品紹介の情報は薄っぺらい。意味ないんでそういうのは見ないように心がけています*2

YouTubeのお気に入りユーザの動画で検索をして、必要な情報はだいたいそこにあるのでそれを見て、更に関連動画で(見るかどうかは別ですが)類似情報を得ながら、比較のための情報を得て絞り込みを早めにかけていき、候補が2~3個に絞り込めたら必要に応じてGoogle検索やAmazon検索といったところでしょうか。

それから、コイルやウィックのやり方に関しては動画もいいですが、Pinterestなどの写真情報が結構おススメです。アートコイルもPinterestには結構載っていますし、複雑なウィッキングに関してもそこから動画へのリンクがあったりしますので参考にすることはできます*3

抵抗値等の計算については有名なサイトがあるのでそこを使っています。

www.steam-engine.org

ここはこれ以上の説明は不要、と言いたいところですが、一応アタマの中には「オームの法則」が入っていて、特にデュアルコイルセッティングの場合はコイル(抵抗器)の並列回路となるという基本があるので、シングルコイルで組んだデッキに比べると圧倒的に抵抗値が少なくなるはず、ということは最初の段階で理解をしています*4。計算はさすがに面倒なのでサイトで計算をしていますが、最初のなんとなくの設計段階では割とゲージ数と巻き数が想像できていたりはします。

あとは、やっぱり「現場百遍」ですかねぇ。ショップに行って*5、時間があれば話を聞いてみるとか。VAPE好きな人たちとの交流も情報を集めるにはもってこいです。

*1:基本的にこの手の人たちは「後発組」です。

*2:同じ人の動画を見ていておススメに必ず出てくるとか、ちょっと気になることはあったりするのでそういう時に見ることはあります。だいたい後悔します。

*3:縦コイルのウィッキングは確かPinterestで検索して、それでもやり方がわからなくてYouTubeに戻って調べたような感じですが。

*4:だからデュアルの場合は単体コイルの抵抗値はかなり高めにする、つまり巻き数を多くする必要があるわけです。

*5:行ってみたらショップがなかった、ということも起こるわけです。秋葉原中央通りのVape Treasureとか。久しぶりに行ってみたら「なんか違う店がある気がする...」と思っていましたが、何度か近辺を通って初めて「あ、ない」と思ったんです。ちょっと奥の方に店構えてたんですね。今度行ってみよう。

月イチ日曜版:(改正)健康増進法について思うこと

禁煙がきっかけと言うわけではないのだけれど、ちょうどタバコを止め(ざるを得なかっ)たタイミングでVAPEを始め、それ以来、いわゆる「煙の出るタバコ」にはほとんど手を出してないんです。たまにヨメが持ってるiQOSを吸わせてもらうくらいで*1、最近は持ち歩く事も少なくなったんで、吸わなきゃ、的な感覚はほぼなくなっちゃったんですよね。

持ち歩かなくなった大きな理由はVAPE(MOD/アトマイザー)のメンテナンス性の悪さではあるのですが、それ以外にも、「タバコを外で吸えなくなった」と言うのは結構大きな要因だったりします。

喫煙所が無くなってる!!

改正健康増進法の完全施行は2020年4月でした。

当初は「室内で禁煙で、店外に出れば吸えるだろう」と思っていたし、コンビニの喫煙所や街中の喫煙所もあるからそんなに気にする事もないだろうと思っていたけれど、直前にコロナウィルス(COVID-19)の流行の兆しが見え始め、更に喫煙所における「3密」リスクや、喫煙自体がCOVID-19感染時の重症化ファクターとなる事と言う報告などが重なり、一気に市中の喫煙場所が撤去または閉鎖されました。

VAPEは外にいる時は基本ヨメの連れタバコ用途で使うので、ヨメが外でタバコを吸わなければ俺も吸う理由がなくなっちゃうわけです。

 主張はわかるけどね

ja.wikipedia.org

元喫煙者という立場で言えば「今さら」なんだけど、もしこの法律における、

国民は…生涯にわたって…健康の増進に努めなければならない

という条文は、タバコを国が専売していたという事実*2をなかったことにでもしたいのか、『タバコが悪である』的論調過ぎて俺の中では違和感があります。

タバコを吸っていない今、別に副流煙による健康被害を訴えるつもりはないけれど*3、それが健康を害するということも理解をしたうえで、国のこの方針は「どの口が言ってんのさ」と言いたくなります。

もっと言えばタバコを吸うことで精神的に安定する人はするのだから*4、だったら吸えなくするんではなく吸える場所と吸えない場所を区切ってあげれば。しかも論理的な方法で*5

*1:年1ペースです。だいたい一緒に飲みに行き俺がVAPEとかを忘れた時に借りるんです。

*2:つまり、タバコを作って売るという行為は国、実際には国と地方自治体の収入源であったということ。イコール「国がタバコを吸えと言った」ではないけれど、タバコを吸っている人たちは税金を余計に払っているのだから国益になっているはずなんだけど。

*3:どうしても副流煙が自分のところに直接あたってイヤな思いをする、という訴えはしています、ヨメに。

*4:それが仮に中毒症状であったとしても、です。

*5:喫煙可能な飲食室という昔ながらの分煙スタイルは俺の好みだったりしますよ。VAPE持ってても違和感ないですからねぇ。

所有ブツ紹介:その4 Geekvape Baron RDA

今はメカスコ(PULSE BF)専用なセッティングにしていますが、なぜか購入したのはスコンカータイプのMODを買う前。これを買ったことがスコンカーの購入の後押しとなったのかどうかはいまではもう定かではないですが*1、まぁどっちでもいいんです。結果的に色と言いフォルムと言いベストマッチな感じがします。いかにもVAPEやってます、っていう面構えですよね。 f:id:racchie:20200801100332j:plain

ファーストインプレッション

アトマイザーの購入自体はセット買いしたCUBISも含めれば6個目で*2、今回は正規品を購入しています。吸い口の口径が大きいタイプ(810径のドリチ)は今回初めてでしたが、ドリチは2種類同梱されていたので特に買い足す必要はありません(一つはプラ製*3で赤を基調としたべっ甲風のモノ、もう一つはウルテム樹脂製)。赤ドリチのインパクトはなかなかいい感じですが、普段使いを意識するとウルテムの重厚感も捨てがたく、こっちをメインで使っています。

デッキ内部は半分を壁で区切られたような感じでデュアルセッティングを前提にした構造になっています*4。ポストは2つ、大きいブロックがプラス極側(MODに直接つながる=ピンとつながっている側)なのかな。

...機構の説明は面倒だなぁ。その他すごく詳細に書いている人がいるんでそちらを参考になさってくださいな。

vape-circuit.com

セッティング

実は同梱品のプリメイドコイルをそのまま使ってます。フラットクラプトンなので低抵抗ですが、デュアルセッティングで0.15Ω。クラプトンワイヤーのコイルは自分で巻いたことがないのですが、外側のワイヤーの細さが内側(芯)の太いワイヤーの立ち上がりの悪さを補完して、更に外側ワイヤーが巻き線になっているため接地面積が同じ太さの線に比べれば多くなるためにリキッドの蒸発量も多くなるらしいです。ついでに言えばフラットワイヤーというのも同じ金属量=同抵抗のラウンドワイヤーと比べれば接地面積が広くなるわけで、爆煙仕様にはもってこいというワイヤーだ、とネットで調べたまた聞き情報でございます。 f:id:racchie:20200814161701j:plain ウィッキングもごく一般的な感じ(いわゆるスコティッシュロールスタイル)でコイルの中にウィックを通し、両端を少し梳いてデッキ下のウェルにしまい込むだけ。ちょっとウィックをリキッドで湿らせてからテスト、問題なければ内側のケース(エア調整の壁)、外側ケースをはめてドリチを着けたら出来上がり。

吸ってみた

爆煙、と言えば爆煙ですが、エアインテイクを全開に近くして直接肺に入れる(ダイレクトラング)ととにかくいい感じに煙が出てくれる。それでいて味や香りも思った通りに出てくれる。で、エアをギリギリまで絞って(エアホールを1個だけ開けて)吸ってみてもDLで行けそうですが、より濃い煙になるのでこっちの方が俺的には好みかもしれない。今まではとりあえず「バッカー」と大きく吸って大きく吐く、みたいな感じでやっていたのでエアは開き気味にしていたけれど、少し味を意識するなら閉じて使うのもいいかな、と今思いました。

ちなみにリキッドは、手元にあったKAMIKAZE E-JUICEの零式とジントニックを何滴かずつ直接RDAに落として吸ってます。

ジントニックリキッドは、ジンの華やかな香りよりはトニックウォーターの柑橘の苦み系の香りが強め。チェーン店の居酒屋で頼むジントニックの味に限りなく近いかな(笑)。零式はそのうち「所有ブツ」シリーズで紹介します。キンキンに冷えたジントニックを飲んでいるような気分になれるミックスです。常用したいかと言われると微妙だけれど、まぁ夏の暑い盛りにはこういう刺激がいいかもしれないかな。

*1:おそらく違うとは思うんですが、スコンカー自体は興味があったんですよね。いつか買いたいなとは思っていたと思います。たぶんメカスコではなくテクニカルなスコンカーを。

*2:2020年7月現在アトマイザーは買い増しをしていませんが、1つ壊れてしまったモノがあるので現在所有しているのは5つ。

*3:レジンらしい...。

*4:こういう仕組みを「2ポスト2スレッド」って言うらしい。あんまりこういう専門用語は興味ないんだけどブログを見る人からしたら必要な情報なんだよな、きっと...。

インプレッションレビュー:Smoant Pasito Pod①

2020年7月くらいから再開したVAPE。近所のVAPEショップに行ってみて、「今」のトレンドを探っていると、煙量はそこそこでお手軽な感じが流行っているっぽい。

箱型のポッド、ライターみたい。

そのショップにはもう在庫限りとは言っていたけれど、出た当時(2019年初頭)にYouTubeで紹介されているのを見て、「かっこええなぁ」と思っていたLost VapeのOrion Qが置いてあって、まだまだポッド系は流行っているらしいという話を聞いたんですわ。そのタイミングで財布に金が入っていなかったことと、帰らなければいけない時間になってしまったこともあって*1、結局買わなかったんだけど、あの手のポッドシステム(スティックタイプではなく、名刺サイズとでも言うのかな?)は見た目のインパクトもそこそこ、利用イメージもちょっと「VAPEってまだまだイケてるぜ」的なちょい悪イメージがあって、欲しいなぁ、と思っていたのですよ。

家に帰ってネットで検索していたら、Orion Qもまだ絶賛発売中だったのだけれど、もう一つ似たようなサイズ感で俺好みのヤツを見つけちゃったんですよ。それが今回ご紹介するSmoant Pasito Pod。

買う前の「惚れた」点

ポッドシステムって、手軽さが第一なんですよね。でもその代わりと言っちゃなんだけど、細かいカスタマイズ性はトレードオフでなくなっていくわけですよ。それは理解をしているのだけれど*2*3、ポッドシステムのこのトレードオフは、「ポッド」部分のリプレースという形で発生する、つまりポッドを取り換える必要があるということになるんです。そして、当たり前なんだけどこの取り換える部分の値段が高い。

Orion Qのポッドも、頑張ればコイルやウィックの入れ替えはできるらしいのだけれど*4、ショップの店員さんたちがやっては見たけれど、思ったほど味が出なかったとかで、手間の割にあわないよね、という話をしていて、買うにしても結局ポッドを買い足すことになるんだよなぁ...、とは思っていたところに、「自分でビルドできる!」というポッドがあるという情報を得たわけです。

www.youtube.com ちなみに全編英語です。

確かにリビルダブルのデッキはアホか、ってくらい小さいし*5、大変そうではあるけれど、それでも楽しいだろうなぁ、とか考えていたら、Amazonで売ってたので思わずポチっとしてしまいました。

開封→使用直前までのインプレッション

カラバリは4色展開(ガンメタ、黒、ブロンズブルー、赤)でしたが、好きな色を選んでみました。箱のサイズも小さい。

*6 箱に書いてある同梱物は、本体、充電用USB-Cケーブル、コイル(1.4Ωニッケルコイルと0.6Ωメッシュコイル各1)、ドキュメントはマニュアル、保証書、証明書、コイル説明書が各1部。Amazonで買ったとこでは「リビルダブルコイル」と書いてあったんでリビルダブルコイルも同梱されているのかと思ったけど違うのかな*7

本体も小さいです。ストラップ欲しいかも。もっともこういうのってパンツのポッケ*8からひょいっと出して吸うのがカッコいい気はしますけどね。同梱品は書いてある通り。コイルは袋入りが1.4Ωでしたのでポッドにプリセットされているのが0.6Ωのメッシュコイルなんでしょう。

充電しようとケーブルを探し出してきて*9充電しようとしたらほぼフル状態。へぇ。昔は充電なんてされてなかったのに、今は買ってすぐにリキッド入れて吸うことができるんですね。ユーザーフレンドリーというか。

ポッドはこんな感じで封印がされていました。ゴールドのパーツがコイルと端子になっていて、外すとコイルが顔を出します。

リキッドチャージはドリップチップ部を外して行います。ねじ式になってます。コイル/端子を外して入れるとドリップチップ部からダダ洩れしますので要注意。

さて。リキッドはどれを入れて吸ってみましょうかね。暑いですし、定番のメンソールでいいでしょうか。先日紹介したBI-SOのEXTRA HARD Mentholオンリーで行ってみましょう。リキッド入れて、最初ですので少し間をおいてから吸ってみましょう。

使用直前→使用中インプレッション

吸う前にリキッドを入れていて気が付いたのですが、ポッドの仕組みがちょっと変わっていて、「上げ底」というか、ポッドの全体にリキッドが充填されるのではなく、上2/3くらいがリキッド充填場所、下1/3は空気の通り道になっているんですね。

出力調整もできるのですが、初期段階では5段階中「1」になっているのでそのまま吸ってみます。強いメンソール感のあるリキッドの味や香りがそのまま感じられます。美味しいです。出力「3」にしてみると、コイルがコポコポと音を立て、煙量も増えます。ちょっとメンソールオンリーだとむせちゃいそうですね。ギリギリな感じ。これ以上強くするとメンソールでむせそうですので「2~3」くらいがメンソールだと美味しいかな。

エアフローの調整はポッドの上部にあるスライドスイッチ(的なもの)でするんですが、全開にしていてもドローは重め。DTLって感じじゃないんだな。かろうじてDTLできるけど、もしMTLで吸うなら少し出力を上げても大丈夫かな。ちょっとコイルのコポコポが気になるのでやっぱり2~3くらいで押さえておく方がよろしいかと。

余談。ポッドとは関係ないですが、やっぱり夏はメンソールリキッドに限るなぁ。身体全体とまではいかないですが、のど周辺から涼しい感覚を感じます。

総評

「ポッド」と聞くとスティックタイプをまずは想像しちゃうので、出力調整もできないしリキッドも好みのテイストがないし、という_ワガママな人にとっては敬遠したくなるモノだと思うんですが、BOX型ポッドシステムはスティック型ポッドの手軽さと本格派VAPEのカスタマイズ性の『いいとこどり』をしたモノだということが良く分かりました。ただ、あくまでも『いいとこどり』であって、両方の良さを兼ね備えているわけではないです。それぞれの良さを犠牲にしている部分ももちろんあります。

エアフローはまぁこんなもん、と言えばこんなもんでしょうが、好みとしてはもう少しDTL*10寄りのスカスカした感じに調整できていたらうれしいんですが。たぶん昔俺が吸っていたタバコの吸い方に近い吸い方をするからでしょうかね。若干MTL寄りのDTLというか*11、DTL系の吸い方をする人にはちょっと不満があるかもしれませんね。

煙量は少なめと感じはするものの、満足はできる量だと思います。スティック型ポッドや、プルームテックあたりと比べれば全然煙量はありますし、むしろ紙巻きたばこくらいの煙量ではないかな。味や香りも落ちることなく、特に今回はメンソールで試していますが、清涼感は強いですし、スティック型でたまにある、ガムみたいな甘ったるさはそれほど強く感じません*12

まだコイルを1種類しか試していませんが、もう一つの同梱コイル(1.4Ω)や自分でビルドできるコイル*13を使って、リキッドも今回とは異なるものを使ってあらためてレビューをしてみたいな、と思っています。

*1:電話で呼び出しを食らったんですよね、ヨメに。

*2:仕事の話をして恐縮ですが、ITシステムなんかもそうで、手軽に導入できるシステムってカスタマイズができないことが多いんですよ。そういうもんだ、と理解できている人はいいんだけど、わかってない人たちは安く導入できてカスタマイズも自由度高いものはないものか、とシステム屋を困らせるんですよね。そういう日本人のお偉いさん、多いですよね...。

*3:え?こんなこと書いていいのかって?大丈夫。仕事ブログでもこういうこと平気で書いてますから(笑)。

*4:後継機のQ+のポッドはプリメイドコイルの入れ替えができるので、そいつをバラすことができるならより簡単にできるのかもしれないとは一瞬思ったけれど

*5:動画で見るとわかるのですが指先に乗るサイズ。

*6:いわゆる「開封の儀」っていうのが好きじゃないのであっさりと書きますね。

*7:YouTubeで見た「開封の儀」では別売りとなっていたのでたぶんそういうことなんだろう、とは思っていましたが。

*8:ポケット、ではなく、あえて「ポッケ」と書いてみました。そんなイメージです。

*9:最近スマホを変えたばかりなのでUSB-Cケーブルはその辺に転がってはいます。

*10:Direct to LungでDTLなんですが、日本ではDL(Direct Lung)の表記が多いですよね。昔のアトマイザーコイルはDLって書いてあるものが多かった気もします。

*11:最近のタバコの吸い方は知らないですが、昔は直接肺に煙を入れて吸ってましたよ。そりゃ身体に悪いわけだ。

*12:多少甘さが全面に出てきてはいますが。

*13:購入の手続きをとらないといけませんね...。

インプレッションレビュー:BI-SO EXTRA HARD Menthol

いつ買ったんだっけ...、と思うけれど、なんとなくいつも行くドンキで安売りしていたからメンソール系を大量購入したことがあって、その時に買ったヤツなんだろうなぁ。

ファーストノート

f:id:racchie:20200806133839j:plain 俺はKAMIKAZE E-Juiceシリーズのメンソールが好きなんですが、他にもメンソール系を試してみたいと、安売りしていたし買ってみようかね、という理由で買ったんだと思うんです。

試しに一滴舐めてみました。

「EXTRA HARD」とあるのでかなり刺激があるのかと思ったらそれほどでもない。このまま吸っても大丈夫そうな予感です。

MOD・アトマイザーセッティング

Baron RDAの同梱品プリメイドコイル(フラットクラプトンデュアルコイル:0.15Ω)で、MODはメカニカル(PULSE BF)を使います(テクニカルMODであればバイパスモード)。コットンは普通にスコティッシュロールタイプでセッティング。オーソドックスなスタイルです。 f:id:racchie:20200806133859j:plain

※Baron RDAについては近日中にご紹介予定です。

メンソールオンリーはむせるかどうかが心配

まずはRDAのエアフロー全開で吸ってみます。

あ、吸える。むせない。

メンソールの刺激が足りてない、ということではなく、刺激度としてちょうどむせるかどうかのバランスがいいあたりの刺激感です。これ以上強ければむせてしまうだろう、というギリギリを攻めている感じ、と言えば伝わるでしょうか。

エアフローを絞ってみても、1/4くらいまで絞っても特にむせることもないし、むしろ濃い目にメンソールの喫味が感じられて清涼感という点では少しエアフローを絞った方がいいかも。

味は、と言ってもペパーミントそのものと言っていい。他に表現のしようのない味ですが、それはつまり不純物が入っていないということにもなるのでしょう。こういうストレートでそのまま使えるリキッドは重宝する気がします。

総評

これは美味しいです。というか、梅雨も明けて本格的に夏に突入すると、こういうスッキリとしたリキッドで気持ちだけでも涼しくなりたいと感じます。何ならこの夏ずっとこのリキッドリピしたいとか思うくらい。ガムっぽいミント・メンソール感ではなく、よりアロマ感の強いメンソールを感じます。甘味が少ないのも(セッティングが低抵抗だからかもしれませんが)メンソール感の強さの要因なのかも。

BI-SOは日本のメーカーさんで*1自社ブランド展開もOEM提供もされているそうですが。

海外モノも味や香りに強い主張があっていかにもVAPEやってますという感じがたまらなく好きですが、国産のちょっとしたこだわりはやはり日本人の琴線に触れるというか、(品質がどうこうという意味ではなく)安心して吸えます。気が利いている、という表現が正しいのでしょう。

自社サイトなどの紹介では、他のリキッドとミックスしてメンソール感を足すのもいい、みたいなことが書いてありましたが、うーん、俺は本当にこのままでいいかな。飽きたらちょっと別のリキッドを一滴垂らすくらいで、なんならスコンカーボトルにこいつを目一杯入れて持ち歩きたい...。

公式サイトからAmazonにリンクが張られているのでそちらで購入してもいいですし、最近ドンキホーテでVAPEの入れ替えやってるっぽいので安売りしているのを見つけたらまとめ買いしてもよさそうですね*2

Happy VAPING Dudes!

*1:公式サイトの会社概要を見てびっくりしたんですが長野の塩尻なんですね。俺以前南松本あたりに住んでいたんで懐かしいなぁ、と。

*2:八王子近辺で買い占めているヤツは俺かもしれない...。