あるおっさんがVAPEにハマった話をまとめてみた(Hatena版)

40歳代後半になってからVAPE(電子タバコ)にハマりかけたおっさんが書くブログ

インプレッションレビュー:PloomTECH+(プラス) その③ GOLD CLEAR MINTを吸う

モニター募集で届いたPloomTECH+のカートリッジのとりあえず消費をしながら、大体1週間くらい使い込んでみて*1感じたことや、前回まで書いていなかった、気づいたことなどを書いてみたいと思います。

カートリッジやカプセルのセットアップ

1週間も(本体を)使っていると、自然とセットアップの仕方も覚えてきます。普段は「カプセル」のみの交換なので、青LED(または充電少状態の紫LED)が点滅したらボタン長押しで「パフカウンターリセット/吸引による電源の自動ON」が発動。いそいそとカプセルを差し替えて、また吸えばいい。

無印PloomTECHと比べると、ちょっとパフのカンストまでが早いかなぁ、という印象を受けました。カプセルの味がそれほど落ちてない、言い換えると、まだニコチンのキックが相当残っている状態でカンストするような気がします。

でも、今回は真正直にカンストでカプセルを入れ替えてみましたが、最初にフル充電をしているので、4個目のカプセルがカンストしたタイミングでLEDは紫に色が変わって点滅を始めました。充電少、と上では書いていますが、実際には充電量が20%を切るとLEDが紫*2に点灯/点滅するので、パフ数で見てるのか、それともバッテリー残量で大雑把に確認しているのか、内部的にはどっちなんだろうなぁ、と思ってしまいます。

で、無事(?)最初のパッケージを吸い終わってバッテリーもちょうど切れた状態を示す赤LEDの点滅となったので、フル充電をして、モニターで届いたもう一つのパッケージ、「GOLD CLEAR MINT」をセットしてみます。

カプセルを入れずに吸ってみる

リキッドのみで吸ってみると、少しメンソール感があるけれど甘みも少なくあっさりとした味。香りもほとんどなく、鼻に抜けるのはメンソールの刺激感だけ。VAPEに慣れていると、このリキッドだけなら物足りないと感じるだろうな、という感じ。煙量もGOLD ROASTと同じくらい。

リキッド入りカートリッジのVAPE PODとしてのスペックは、コイル抵抗値3.0Ω(実測値)。特に出力調整をせずに電池(たぶん3.7V)そのままで通電させれば出力は4.56W。リキッド自体に味や香りはつけても大して出なさそうなスペック。これは市販リキッドを注入して吸うにはイケてない感じかなぁ*3

カプセルを入れて吸ってみる

最初に感じるのは強いメンソール感、というよりは「薄荷(ハッカ)」の味。リキッド単体では感じなかったところをみれば、カプセル内(タバコ葉?)にハッカ油的なものでもしみこませてあるのか。

ニコチンのキックも感じるのだけれど、「メンソール(ハッカ)」の爽快なキックがニコチンのいがらっぽさをかなり和らげてくれている。GOLD ROASTに比べると段違いに吸いやすい。むせない程度の強メンソール感。

このパッケージ単体の味だけで言えば美味しいと思うし、飽きない味だなぁ、と思うけれど、「PloomTECH+」というモノ全体でみると「可もなく不可もなく」、という感じ。タバコの代わりに使ってみたい、という目線であれば、メンソールタバコを吸っているのであればちょっとだけ物足りないけれどメンソール感の強さで帳消し、というところでしょうか。

カートリッジのリキッド漏れについて

俺自身スティック型PODシステムとの相性はイマイチ。改造(リフィル)をしようがしまいがリキッドが漏れてしまうので思った以上にメンテナンスが大変だなぁ、と感じています。JUULもやっぱり同じなんだろうか。わざわざ相性の悪いモノを買うつもりもないのでわからないのだけれど。

PloomTECH+のリキッドもそこそこ漏れます。ただ、漏れすぎて本体側に滲出してくるほどの漏れではなく、カプセル交換のタイミングでちょっとカートリッジ周りや本体のカートリッジとの接触部(端子)あたりを軽く拭き取れば解決。むしろ、mybluやSTLTHのようなPODを差し込むタイプのように端子が奥まったところにあって拭き取りにくいことに比べれば、本体とカートリッジカバーが分離できてメンテナンスしやすいのはメリットではないかな、と思います。

モニター募集の全容

さて、「モニター募集の全容」と言っても、ある程度守秘義務もあると思うので詳細については触れないですが、2回くらい「期間中」にアンケートに回答をしてほしい、という条件がありました。味についてなのか、それとも本体の使い勝手についてなのか、まだアンケートが届いていないのでわかりませんが、よくあるモニターアンケートと似たような感じでいろいろと聞かれるんでしょう。

特に不良品が送られてきたわけでもないし、タバコパッケージもカスみたいなものが送られてきたわけでもないので別に文句もないですよ。普通に大人の対応をしておくつもりです。

バイスとしての全体評価

1週間ちょっと使ってみて、という程度ですが、全体の評価としては先に述べた通り、「可もなく不可もなく」レベル。多少VAPE寄りのバイアスがかかっているかな、と自己評価をしていますが、市販品として考えれば「まぁこんなもんでしょ」と思います。

短所(Cons)

VAPERの目線で言うと、カスタマイズ性が極端に低いことは好ましくないなぁ、と思います。ユーザにとって良いことになるかどうかはわかりませんが、例えばリキッドの入ったカートリッジ(POD)とタバコカプセルが自由に組み合わせることができたとしたら、よりVAPEに近いユーザ体験ができるような気がしますがどうでしょうね。通販限定とかでやったら面白そうかも。

リキッドの残量がわかるのはいいんですが、カートリッジ内部の構造の問題か、いまひとつ残量が見にくいなぁ、と感じます。もっとも、250パフでカプセルがなくなるわけで、カートリッジ内のリキッドは少し余った状態で廃棄することになるのだから、見えなくても構わない気もするんですが、もし視認性を高めるのであれば、リキッドに少し色を付けてみるとかしたらたぶんこのカートリッジ構造*4なら多少見やすくなるように思います。

吸ってしばらく置いておくと勝手に電源が切れて、次に吸うときに再度電源を入れる「ボタン3回押し」というアクションが必要になるのは、ちょっと違和感を覚えるというか、なんか無駄な動きをしているなぁ、と思っていたりします。VAPEに寄せたわけでもないし、加熱式タバコに寄せた*5わけでもないし。無印やスティック型PODはそもそも電源を入れるという行為がなく、吸引すれば自動で電源がONになるという仕組みですし、なぜ無印でできた自動ONができていないんだろうな、と思います。

長所(Pros)

ゴテゴテとした余計な装飾がなく、シンプルに1~2色、しかも同系色でまとめているのはスタイリッシュな印象を受けます。最近のVAPE、特にMODはちょっと派手目な装飾が目を引きますが、ともすれば子供っぽく見えてしまいます。今回送られてきたものは「URBAN DEEP VIOLET」という色名、深い紫色ですが、一部のパーツ(カプセルホルダーと本体の電極周り、ボタン)が黒で、全体としては「光の加減で黒く見えたり深紫に見えたり」するので、誰が持っていても違和感がないかな、とは思います。

持った時のバランスがいいです。重さ配分は、下になる本体が重く、上との重さのバランスが取れていますし、自然とバッテリー部分を握る、という持ち方にさせてくれます。無印もそういう持ち方になる重さ配分なんですが、細すぎることで紙巻きたばこのように指で挟んで持ちたくなってしまいがちですが、重さや太さが程よく、スッと手が伸びます。塗装の具合や本体の金属的な質感もとてもいいです。

エアフロー調整はできませんが、改造してまでエアフローを広げたり狭めたりする必要を感じない、絶妙なMTLドローの重さだと思います。ドローの重さは好みもあるので、まぁ個人的な好み、という話で聞いていただければいいのですが、ニコチン入りの煙を吸うならこれくらいの重さがちょうどいいかな、と思います。昔のスティック型AIOのVAPE(KangertechのEVOD)を引っ張り出してドローを確認してみましたが、まぁ同じくらいというか。

次は魔改造編?

ちょっと間を置くことになるかとは思いますが、カスタマイズの可能性について少し挑戦をして、結果を記事にしてみたいと思います。

*1:「使い込む」というほど使い込んではいませんが、まぁ言葉の綾、ということでご容赦を。

*2:正確に言えば内部の青と赤のLEDが同時に点灯するので紫に見えるという仕組みです。

*3:リキッドの甘みが強く出るはずなので。

*4:上部だけ内部で3つの仕切りがあって、リキッドがコットンにしみて蒸発するときに空気の泡がカートリッジ内に入ってくるんですが、その泡が不均等に仕切りのどこかに入っていくので、それぞれ空気の入り具合が異なってしまいます。そのため、一杯入っているように見える場所もあれば結構減っているように見える場所もあります。

*5:加熱式タバコはタバコスティックを指して加熱装置を起動させるために、吸引前に必ず「電源を入れる」という行為をします。