あるおっさんがVAPEにハマった話をまとめてみた(Hatena版)

40歳代後半になってからVAPE(電子タバコ)にハマりかけたおっさんが書くブログ

インプレッションレビュー:PloomTECH+(プラス) その② GOLD ROASTを吸う

モニター募集につられて応募したPloomTECH+。大量に送られてきたカートリッジの消費もしないとなぁ、と思いながら、今回はたばこフレーバーのカートリッジのレビューと、本体のVAPE(電子タバコ)としての吸い心地に焦点をあてながらレビューしてみたいと思います。

セットアップについて

今回、本体マニュアルは一切読まずにセットアップをしようと思ったのですが、よくわからない。でも、カートリッジのパッケージ内側にもセットアップの仕方が書いてあるので、結局それを見ながらセットアップしました。

ちょっと気になったのが、リキッド入りのカートリッジ。リキッドが少しにじんでいたんですが、これが今後どうなるか。ずっとスティック型のPODには液漏れで悩まされて結局使わなくなった(使えなくなってしまった)ことが多く、これも同じようにリキッドがバッテリーを侵食しないかどうか...。

それ以外は特に大きな問題もなく、というか、無印PloomTECHと同様、最後に吸い口に「タバコカプセル」を挿入すればOK。電源のON/OFFは、ボタンを3回押せばONにはなるけれど、普通のMODみたいにボタンを押して吸うのではなく、吸えば勝手にONになるスタイル。なんかこのボタン、意味がない気が...。

と思っていたけれど、しばらく使っていると、勝手に電源がOFFになっていることに気が付きました。あぁなるほど、吸うときに電源を毎度ONにしないといけないのね。

カプセルを入れずに吸ってみる

プラスが出る前、無印が出て1年後くらいだったかと記憶をしていますが、メンソール系と非メンソール系でカートリッジのリキッドがもともとは共通のものを使っていたのをメンソール系はメンソール入りのリキッドに切り替わったんですが、プラスもそのスタイルを踏襲しているようで、今回試している「GOLD ROAST」のリキッドは、まずリキッド入りカートリッジを少し匂ってみると、たばこ系のリキッドでよくあるナッツを思わせる香りがほのかにする*1

2~3パフくらい吸ってみても、特にキックもないし、ほんの少し「たばこっぽい」香り、というか、無印(またはプラス)を吸ったことがある人にはわかる、「タバコカプセル」の香りがほのかにするくらい。煙量は...。

...、あぁ、確かに無印よりは出てるかな、という感じだけど、mybluやSTLTHに比べたら全然出ない。

カプセルを入れてみたら

まぁ、PloomTECHだしなぁ、と思ってカプセルを入れて吸ってみると、さすがニコチン入りのカプセルを通しただけはある。キックが半端ない。煙をのどに通すとかなりガツンと来る。ずっと紙巻きたばこを吸っていないけれど、タバコってこんな感じだったかな、と昔の記憶を思い出す。

ヨメがiQOSを吸っていて、年に何回か吸わせてもらうことがあるのだけれど*2、iQOSより吸いごたえがあるんではないかな、と思うくらい。

味は、というと、これは好みの問題もあるのでアレですが、良くも悪くも「PloomTECH味」というか。

リキッドにも少し香りがついているのだけれど、カプセルは(当たり前だけど)より「タバコ」の香りが強く、リキッドのみで吸うのに比べると少し「酸味」がいい感じの雑味となってくる。もちろん、(紙巻き)タバコとは違う味だし、加熱式タバコとも違う、(低温加熱:VAPE型)PloomTECH系独特の味。

本体の「吸い心地」

MTLなんだけど、手元にあるSTLTHと比べるともう少しドローが軽め。ギリギリDLでも行けそう、と思うのだけれど、カプセルを入れて吸うとキックが強すぎるのでDLだと咽そうになります。

無印との比較をすると、プラスのほうがドローが重いです。そして、プラスのエアホールはリキッドカートリッジの見える穴(大きな穴)の下にある小さい穴で、2か所空いているのですがそれを片方閉じるとかなり重めのドローになって、完璧なMTLになります。

だからと言って、重くしたほうがいいのか、というとそうでもなくて、煙自体がそれほど味があるものではないので、改造とかせずにデフォルトの重さで吸ったほうが「いい*3」かな、と思います。

個人的好みとは離れてる

VAPEに慣れてしまっていると、香料の効いたリキッドで味の好みを語ることになるので、その点で言えば「味・香り」よりも、いかに「匂いを減らすか」というPloomTECHシリーズの開発思想通りの「嫌な臭いの少なさ」である一方、香りが少なすぎて物足りない、と思ってしまうのかな、と思うんです。吸った時のキックが強烈なだけに、それに見合うだけの香りが少なすぎるなぁ、と感じてしまう、というとわかりやすいかな。

「タバコ」テイスト、というのがまた曲者で、それこそ以前紹介した、昔から持ってるシラフシラズみたいな、タバコノートをベースになんとか、みたいなリキッドに慣れていると、タバコのいい香りがしないのはすごく不満というか。よくわからないけれどニコチン摂取してる、みたいな。

無印を吸っていた時に、一度だけ非メンソール・タバコオンリーテイストのカプセルを試したことがあったけれど、正直『美味くないなぁ』と感じました。たぶん嫌な匂いが少ないことよりも、いい匂いがしなかったからそう思ったんだよね。フレーバータバコ(非メンソール)もやっぱり一度吸ったけれど(ブラウンアロマとかだったかなぁ)、ちょっと好みとは違ったけれど吸えなくはないなぁ、と感じてたはず。

このパッケージ、誰用なんだろうな、とすごく感じます。タバコの味や香りが忠実に再現されていれば紙巻きたばこからの切り替え用、ということになるだろうし、禁煙補助器具という観点で見るにも中途半端。やっぱりフレーバー付きのほうが好みなんだなぁ。

余談:紙巻きたばこ遍歴から味の好みを考える

本題からは外れますが、俺の紙巻きたばこ遍歴を追いかけてみると、香りの強めなタバコを好んで吸っていたように記憶しています。もう30年くらい前からの記憶をたどるのでアレですが、ピース(両切り・缶ピーから1mmまで結構吸った)、キャメル(両切りも吸ったし普通のも吸った)、セブンスターも吸ってましたし、最後に吸っていたのはアメスピでした(メンソールでしたが)。

味はもちろん、香りもタバコの一要素ですし、「香りが嫌い」という理由で吸わなかったタバコもあります。マルボロパーラメントが双璧で嫌いで、ほかにも香りが強烈すぎてダメだったのがわかばとチェリー。どれも酸味がかなり強いんですよね。コーヒーの好みと一緒だなぁ*4

葉巻やパイプも好きだったので、やっぱり香りが強めなリキッド(VAPE)が好みなんだな、と、そして、酸味が得意じゃないからフルーツ系もあまり好まないんだな、と自分で納得した次第。

さて次回は

とりあえずGOLD ROASTをひと箱吸いきってから、ですが、もう一種類のサンプル品、GOLD CLEAR MINTを試してみたいと思います。無印の時も普通のメンソールを吸っていたのでたぶん今回みたいに「好みじゃないな」とは言わないと思うんですが...。また、本体のスペック面についてももう少し分析をして記事に乗せられればと思います。それと、「モニター募集」の全貌についても。

*1:ほかのサイトでは「カラメル」という表現をしていました。あぁ、確かにそうだ。ちょっと濃いめ、焦げるギリギリのカラメルの香りです。

*2:飲み屋に行くまたは車の中で、VAPEが何らかの理由で使えなくて、どうしても「吸いたくて」という条件が重なった時に借りて吸います。今年2020年は今のところ2回かな。

*3:おいしい、ではなく、そのほうがいい、というレベルです。重さを変えたところでおいしさレベルは変わらないです。

*4:コーヒーも酸味が強いモカやコナは若干苦手です。キリマンジャロもあまり好きじゃないかなぁ。逆にブラジルとか南米系の苦みが強いのは好きですね。